1.特発性大腿骨頭壊死、発覚

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骨髄移植を受けて3ヶ月。退院して2週間ほど経った頃だった。

「あれ?足の付け根が痛い…?」
朝目覚めて、左足の付け根になぜか強く痛みが出ていることに気が付いた。
この日たまたまコタツでうたた寝してしまったので、足を変な方向に曲げて痛めてしまったのだろうと思い、深くは考えなかった。しかし自力で歩行できないくらい強い痛みが1週間以上続いた。

定期検診の日にも歩行が難しく車椅子で受診した。
先生は「もしかすると大腿骨頭壊死かもしれませんね…念のため整形外科で検査を受けてみましょう。」と言い、MRIを受けた。

造血幹細胞移植後、ステロイドが原因で大腿骨骨頭壊死を発症し人工関節を入れる手術を受けた患者さんの話を骨髄移植を受ける前に聞いたことがあったので知識としては知っていたが、まさか自分が…?!とビクビクしていた。

MRIの結果、「両足特発性大腿骨頭壊死の疑い」という診断だった。

どうやらMRIには大腿骨頭にうっすらグレーになっている部分があり、骨頭周辺に水が溜まり筋肉の炎症が見られるらしい。
そして「大腿骨頭壊死になるとこのように股関節炎が起こりやすくなります。ただ初期段階だと検査画像に映りづらく、なべさんの状態もまだはっきりと断言できないですが、大腿骨頭壊死の可能性が高いです。」と言われてしまった…。恐らくタイプC-2、ステージは1でしょう、と。(この病気には診断基準として壊死範囲を示すタイプと重症度を表すステージがある)

この時のMRI。骨頭に影があるのがわかる。↓

その後念のためCT、レントゲンを受けてみたもののやはり明確な所見は見られず、数ヶ月おきに検査を受けて様子を見ることになった。そこから足は定期的に痛みを繰り返した。突然歩けないほど痛くなり、数週間安静にしていると次第に痛みはなくなり歩けるようになるものの、しばらくするとまた強く痛む…というパターンを何度も。

しかし3ヶ月ごとに受けるレントゲンやCTには画像上で特に変化はなし。長期入院で足の筋肉がかなり弱くなっているから股関節炎が起こりやすくなっているのかな?と素人判断で考えたりしていた。

最初にMRIを受けてから10ヶ月ほど経った頃、いつもより何倍も足が痛み、たまらず痛み止めを貰うために近所の整形外科を受診した。かかりつけの大学病院は自宅から距離があり、いつも診察が混んでいるため当日予約ができないからだ。

念のため以前撮ったMRIのCDを持参したところ先生に「これは大腿骨頭壊死ではないですよ。長期入院による廃用性萎縮から股関節炎が起きているんでしょう。リハビリで良くなりますよ。」と言われた。

診察に付き添ってくれていた家族は「骨頭壊死じゃなかったんだー!良かったねー!」と喜んでくれていたが、このおじいちゃん先生の高圧的な態度や、ちゃんと話を聞いてくれない(こちらがしゃべっている最中に話をかぶせてきて何度もこちらの話をカットする)ことに正直悪印象しかなく、骨頭壊死でないという話も「ほんまかいな…」と疑っていた笑。

ただ、どういう診断であってもお年寄り並に衰えてしまった筋肉を元に戻さないといけないと思っていたので、リハビリは受けてみることにした。

初めてリハビリを受けてみた感想は…「思った以上に効果あるんじゃない?!」でした笑。リハビリは全身の筋肉の揉み解しと筋力トレーニングが中心で、杖必須の状態だったのに帰りは杖なしで歩けるようになったりしたので驚いた!

担当の理学療法士さんの腕が良かったのだと思う。私の場合、股関節まわりだけではなく全身の筋肉がガチガチに固まっていて、それを揉み解すことによって股関節炎の痛みが和らいだ。特に、腕が真っ直ぐ上がらないほど腕まわりの筋肉が硬く、そこを時間をかけて揉み解してもらうと…足がラク~に上がる!!全部の筋力は繋がっているんだなぁと思った。

定期的に診察を受けてリハビリの成果などを先生にチェックしてもらう必要があったが、あのおじいちゃん先生はもう嫌だったので、別の先生の診察を受けていた笑。週2回ほどのリハビリを2ヶ月続けて、足の痛みは大分良くなってきたため「そろそろトレーニングマシンに移って本格的に筋力をつけましょうか~。」という話になっていた頃…

突然足に激痛が…!!
立つことさえ難しく寝たきりのような状態に。

急いで車椅子で病院に行き、MRIを撮ってもらったところ
「やはり大腿骨頭壊死で間違いないですね。前回のMRIの状態より悪化しています。紹介状を書きますので、大きな病院で手術を含めた今後の治療について相談してみてください。」

ガーーーーーン!である笑。

やっぱり骨頭壊死やないかーい!と心の中でつっこんだが、時間が戻るわけではないので泣、そこから治療実績のある病院を探すためにひたすら情報収集に努めた。

この時のMRI。骨頭が黒く映っているのがわかる。タイプC-2、ステージは3Aにまで進行し圧潰し始めていた。↓

人工関節は一般的に20年ほどしか持たず、年数が経てば再置換の手術を受けなければならない。ただ、何度も何度も再置換できるわけではない。となると数十年後、再置換できなくなった時はどうなる…?

まだ20代。バリバリ仕事したいのに、今のままでは働くことはできない。何が正解なんだろう?

今手術するべきなのか?
手術をするならばどの術式がいいのか?
人工関節はどういう材質がいいのか?

いくつかの病院を回って先生に意見を聞いた。

そして!やっとたどり着いたのが大阪にあるこちらの病院…

富永病院

人工関節研究センター

沢山ネットで調べた末に従来のものに比べて耐久性が良いという記事を見つけ、一途の望みをかけ、受診してみることにした。

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