31.ついに骨髄移植の日

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いよいよ骨髄移植本番の日。変わらず意識は朦朧としていたが、この日のために何ヶ月も頑張ってきたんだ!と思うと少しだけ気力が湧いた。

この日は朝10時から、全身麻酔で弟の骨髄採取の手術が行われた。お昼12時頃、先生と看護師さんが「なべさん!弟さんの手術、無事に終わりましたよ!」と勢いよく部屋に入ってきた。

とったどーーーー!バリに弟の骨髄が入った大きな袋を掲げながら笑。

そんなノリ?とは対照的に見た目はまんま鮮血なので、凄いグロテスク。しかも1.5リットルの量のド迫力。

う、おぉ、こ、これが骨髄か…というなかなかの衝撃を受ける。そしてその見た目にちょっとだけ引いてしまったことを心の中で弟に土下座した笑。ごめんね。

こちらが骨髄!

ドーーーーーーーーーン

これをカテーテルに繋ぎ、点滴で入れていく。骨髄が点滴で自分の中に入っていく様子を眺められるのがなんか凄いぞ。うおぉぉ…!

弟から採取した骨髄の量は1.2リットルで、そこに必要な薬剤などを混ぜ1.5リットルちょっとの量を明日の朝まで20時間かけて少しずつ入れていく。一気に沢山の量を入れると血圧が急激に上がるため、ちょっとずつ入れていくそうだ。

16時頃、先生から弟が麻酔から目が覚め、腰の痛みなどはそれほどなく元気な状態だと聞き、安堵で涙が出た。心配だったので何事もなく本当に良かった。

弟の骨髄は予定通りの量を取ったが、その中に入っていた造血細胞は予測してたものの2倍の量あったそう。「2倍も造血細胞が入っているので、きっと生着してくれますね!」と先生が言ってくださり、また涙。

弟はドナーになる話が出てから、食事の栄養面に気を配り、風邪などの病気にならないように凄く気を付けてくれたそうだ。ドナーになってくれたこと、健康体でいてくれたことに感謝してもしきれない。

ここ数日、体調は最悪だったが、点滴で骨髄を入れ始めてから何だか体から力が湧いてきた気がする。きっとたっぷりの気力が入ってたんだろうな。気持ちの問題かもしれないけど。

そして点滴を眺めていて気付いたことが!

看護師さんがこまめに様子を見に病室に来てくれるのだが、その度に骨髄が入った袋をモミモミしていく笑。聞くと、揉むことで血液が沈殿するのを防ぐのだそうだ。

それを聞いた家族と私は「私たちもやろう!」と頼まれていないのに勝手に定期的にモミモミするようにした。「うぇぇぇ。」とか「うわぁぁ感触が気持ち悪いーーー!」とかワイワイしながら笑。シリアスな場面でも遊び心は忘れない私たちらしい。それは生暖かく、ポヨポヨに柔らかくて命が詰まってるように感じられた。

しまいには吐き気が一瞬落ち着いた時を狙って記念撮影 笑。調子乗りすぎ!でも身体の中に入ると、もう見ることも出来ないからね。

続いて付き添いの母も記念に 笑。

こんな明るいノリの家族が大好きだ笑。

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